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佐久森林認証協議会 安全管理規程(FM森林施業安全管理仕様書) SGEC森林認証(持続可能な森林経営)について | 佐久市ホームページ

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(1)
(2)

安全管理規程策定の目的

~信州カラマツの故郷~佐久森林認証協議会(以下:「協議会」という。)は、FM森林の整

備における一連の作業に関し、「林業労働災害を発生させない」、「未然に防ぐ」等、林業の労

働災害の防止に寄与することを目的として「~信州カラマツの故郷~佐久森林認証協議会

安全管理規程(FM森林施業安全管理仕様書)」を定める。

安全管理規程策定の運用

2-1

安全管理規程の適用

「~信州カラマツの故郷~佐久森林認証協議会 会安全管理規程(FM森林施業安全管理仕様

書)」は、加盟者及び協議会のFM森林の施業受託者が守らなければならないことを定める。

加盟者及び施業実施者は、この規程を守らなければならない。

本規程は、加盟者及び施業実施者に適用する。

2-2

FM

森林の整備委託事業における安全管理

加盟者は、FM森林の整備を委託事業として実施する場合は、本規定を「FM森林施業安全

管理仕様書」として、委託者に示さなければならない。

受託者は、本規定を遵守して、FM森林の整備を実施する。

2-3

安全管理規程の運用

「~信州カラマツの故郷~佐久森林認証協議会 安全管理規程(FM森林施業安全管理仕様書、

第1章~第7章:第1条~第300条)」は、林業・木材製造業労働災害防止協会の平成27年

10月25日適用の「林業・木材製造業労働災害防止規程」に準拠している。

(3)

~信州カラマツの故郷~佐久森林認証協議会

安全管理規程(

FM

森林施業安全管理仕様書)

第1章 総則(第1条‐第3条)

第1節 安全衛生管理体制等(第4条‐第10条)

第2節 安全衛生教育(第11条)

第3節 林業の作業現場における緊急連絡体制(第12条‐第17条)

第2章 チェーンソー取扱い作業

第1節 チェーンソーによる伐木、造材作業(第18条‐第42条)

第1款 通則

第2款 チェーンソーによる伐木作業

第3款 チェーンソーによる造材作業

第2節 チェーンソー取扱い作業(第43条‐第55条)

第1款 通則

第2款 チェーンソー作業指針

第3款 健康管理

第3章 木材伐出機械等

第1節 車両系木材伐出機械による作業(第56条‐第123条)

第1款 通則

第2款 伐木等機械

第3款 走行集材機械

第4款 架線集材機械

第2節 簡易架線集材装置による作業(第124条‐第151条)

第1款 通則

第2款 集材作業

第3節 林業架線作業(第152条‐第211条)

第1款 通則

第2款 集材作業

第3款 運材作業

第4節 林業用単軌条運搬機の取扱い(第212条‐第218条)

第1款 通則

第2款 単軌条運搬機の使用

第4章 造林作業

第1節 通則(第219条‐第228条)

第2節 地ごしらえ作業(第229条)

第3節 植付け作業(第230条)

(4)

第5節 枝打ち等の高所作業(第234条)

第6節 薬剤散布作業(第235条)

第7節 刈払機取扱い作業

第1款 通則(第236条‐第244条) 第2款 刈払機作業(第245条‐第247条) 第3款 健康管理(第248条‐第250条)

第5章 木材加工作業

第1節 通則(第251条‐第257条)

第2節 木材加工用機械等による危険の防止(第258条‐第272条)

第3節 研削といしの使用(第273条‐第276条) 第4節 積みおろし及び運搬作業(第277条‐第283条)

第6章 フォークリフト作業等

第1節 通則(第284条‐第291条)

第2節 フォークリフトの運転(第292条‐第295条) 第3節 丸太の荷役(第296‐第299条)

第7章 実施を確保するための措置(第300条)

附 則

_____________________________________________

第1章

(趣 旨)

第1条 この規程は、林業・木材製造業の労働災害の防止に関し、~信州カラマツの故郷~佐久森林認

証協議会(以下:「協議会」という。)の加盟者及び協議会の FM 森林の施業受託者(以下:施業

実施者)が守らなければならないことを定めることにより、林業の労働災害の防止に寄与すること

を目的とする。

(遵守義務)

第2条 加盟者及び施業実施者は、この規程を守らなければならない。

(適用範囲)

第3条 この規程は、加盟者及び施業実施者に適用する。

第1節 安全衛生管理体制等

(安全衛生管理体制)

第4条 加盟者及び施業実施者は、関係法令の定めるところにより、当該事業場の業種及び規模に応じ

て、次の各号に掲げる安全衛生管理体制を整備しなければならない。

(1) 総括安全衛生管理者、安全管理者、衛生管理者又は安全衛生推進者を選任し、作業者の危険又は

健康障害を防止する等の業務を行わせること。

(2) 産業医を選任し、健康管理等の業務を行わせること。

(3) 当該作業の区分に応じて作業主任者を選任し、その作業を指揮する等の職務を行わせること。

(4) 安全委員会及び衛生委員会を設け、安全又は衛生に関する事項を調査審議させ、加盟者及び施業

(5)

(リスクアセスメントの実施)

第5条 加盟者及び施業実施者は、作業方法又は作業手順を新規に採用し、又は変更するとき等関係法

令の定める時期に、建設物、設備、原材料、工具等による、又は作業行動その他業務に起因する危

険性又は有害性等の調査(以下「リスクアセスメント」という。)を行い、その結果に基づいて、

関係法令、通達及びこの規程に定める措置を講ずるほか、作業者の危険又は健康障害を防止するた

め必要な措置を講ずるように努めなければならない。

2 加盟者及び施業実施者は、新たな作業に入る前に平成27年5月1日付け林災防発第25号で示さ

れた簡易リスクアセスメント記録書(林業)に基づき、リスクアセスメントを行うように努めなけれ

ばならない。 (健康診断)

第6条 加盟者及び施業実施者は、関係法令の定めるところにより、常時使用する作業者に対し、健康

診断を行わなければならない。

2 加盟者及び施業実施者は、前項の健康診断を受けた作業者に対し、当該健康診断の結果を遅滞なく

通知しなければならない。

(過重労働による健康障害の防止)

第7条 加盟者及び施業実施者は、関係法令の定めるところにより、作業者が長時間労働し、かつ、疲

労の蓄積が認められるときは、作業者の申出により、医師による面接指導を行わなければならない。

(快適な職場環境の形成)

第8条 加盟者及び施業実施者は、事業場の安全衛生の水準の向上を図るため、作業環境を快適な状態

に維持管理すること等の措置を講ずることにより、快適な職場環境を形成するよう努めなければな

らない。

(危険予知活動等)

第9条 加盟者及び施業実施者は、危険予知ミーティング、指差し呼称を行う等の自主的労働災害防止

活動の実施に努めなければならない。

(熱中症の予防)

第10条 加盟者及び施業実施者は、熱中症を予防するため、暑さ指数(WBGT値)の活用、休憩設

備の確保、休憩時間の確保等に努めるとともに、作業者の熱への順化の状態、水分・塩分の補給状

態等の管理及び予防教育の実施に努めなければならない。

第2節 安全衛生教育

(安全衛生教育の実施)

第11条 加盟者及び施業実施者は、作業者を雇い入れたとき、作業の内容を変更したとき、作業者を

危険又は有害な業務に就かせるとき等には、関係法令、通達に定められた伐木造材作業、刈払機作

業等の安全衛生教育を行わなければならない。

第3節 林業の作業現場における緊急連絡体制

(緊急連絡の方法等の決定、周知)

第12条 加盟者及び施業実施者は、あらかじめ、緊急時(労働災害の発生時、作業者の所在不明時等

をいう。)に対処するため必要な次の事項について定めるとともに、その内容を山土場等連絡の際

の拠点となる場所に掲示するなどにより作業者に周知させなければならない。

(1) 作業場所における作業中の作業者相互の連絡方法

(2) 緊急時における作業場所と山土場等連絡の際の拠点となる場所との連絡方法

(3) 労働災害発生時における山土場等から事業場の事務所、消防機関等救急機関等への連絡方法

(6)

の移送の方法

(5) 作業現場に持ち込む負傷者の手当てに必要な救急用具及び材料(以下「救急用品」という。)の内

容等

(連絡責任者の選任)

第13条 加盟者及び施業実施者は、作業現場ごとに、連絡責任者を選任し、その氏名を関係作業者に

周知させなければならない。 (緊急連絡の方法等の確認)

第14条 加盟者及び施業実施者は、作業現場において作業を行うときは、その作業を開始する前に次

の事項を行わなければならない。

(1) 連絡責任者に緊急時における連絡方法の確認をさせること。

(2) 連絡方法として通信機器を使用する場合には、その機能を確認すること。

(3) 作業現場に持ち込む救急用品の種類及び数量を確認すること。

(連絡責任者に行わせる安全の確認)

第15条 加盟者及び施業実施者は、連絡責任者に、作業現場において次の事項を行わせなければなら

ない。

(1) 事業場の事務所との連絡に携帯電話等の無線機器を使用する場合は、あらかじめ、作業現場から

事業場の事務所への通信が可能である位置を確認しておくこと。

(2) 作業者に対し、作業中の作業者相互の連絡方法として定めた方法による連絡で、相互の連絡が取

れることを確認させること。

(3) 作業者が所在不明となった場合で労働災害等の可能性があるときは、直ちに捜索を開始すること。

(作業者に行わせる安全の確認)

第16条 加盟者及び施業実施者は、作業者に、作業現場において次の事項を行わせなければならない。

(1) 連絡責任者の指示に従って作業者相互の連絡を行い、相互の安全を確認すること。

(2) 作業者相互の連絡において応答がない場合、他の作業者に何らかの異常が発生したことが考えら

れる場合には、当該作業者の作業場所に行く等により異常の有無を確認すること。この場合、異常

があれば直ちに連絡責任者に連絡をすること。

(労働災害発生時の連絡等)

第17条 加盟者及び施業実施者は、労働災害が発生したときは、連絡責任者及び作業者に次の事項を

行わせなければならない。

(1) 労働災害の発生を発見した作業者は、直ちに連絡責任者に被災の程度、救急車の必要の有無等を

連絡すること。

(2) 労働災害発生時における連絡方法として定めた方法により、原則として連絡責任者が、事業場の

事務所、消防機関等救急機関等に所要の連絡を行うこと。また、この場合必要に応じ消防機関等救

急機関に応急処置、被災作業者の移送方法等について指示を求めること。

(3) 連絡責任者は、必要に応じ、当該現場の作業者に労働災害の発生を知らせるとともに、応急措置

の実施、山土場等への被災作業者の移送等被災状況に応じた措置を講ずること。

第2章

チェーンソー取扱い作業

第1節 チェーンソーによる伐木、造材作業

第1款 通 則 (就業の制限)

第18条 加盟者及び施業実施者は、次の各号に掲げる業務(労働安全衛生規則(昭和47年労働省令

(7)

和47年労働省告示第92号。以下「特別教育規程」という。)第10条に定める特別教育を終了し

たもの(以下「安衛則第36条第8号に係る特別教育修了者」という。)でなければ、その業務に

就かせてはならない。

(1) 胸高直径が70センチメートル以上の立木の伐木の業務

(2) 胸高直径が20センチメートル以上であって、かつ、重心が著しく偏している立木の伐木の業務

(3) つり切りその他特殊な方法による伐木の業務

(4) かかり木であって、かかっている木の胸高直径が20センチメートル以上であるものの処理の業務

2 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーを用いて行う立木の伐木、かかり木の処理又は造材の業務

(前項に掲げる業務を除く。)(安衛則第36条第8号の2)を行う場合には、特別教育規程第10

条の2に定める特別教育を終了した者でなければ、その業務につかせてはならない。

(服 装 等)

第19条 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーによる伐木又は造材の作業を行う場合には、作業者

に、次の各号に掲げる事項を守らせなければならない。

(1) 袖締まり、裾締まりのよい作業服を着用する等安全な作業を行うことができる服装とすること。

(2) 保護具を着用すること。

2 加盟者及び施業実施者は、蜂刺されのおそれのある場所で作業させる場合は、あらかじめ作業者に

医師による蜂アレルギーの検査又は診察を受けさせ、重篤なアレルギー反応を起こす可能性のある

作業者には、アドレナリンの自己注射器の処方及び交付を受けさせた後、当該作業地に携行させな

ければならない。 (作業用具の点検等)

第20条 加盟者及び施業実施者は、おの、なた等の作業用具を用いて作業を行う場合には、作業者に、

それらの異常の有無を点検させなければならない。

2 加盟者及び施業実施者は、点検により異常が認められたときは、直ちに補修、その他必要な措置を

講じなければならない。

(作業用具及び機械の刃部の覆い)

第21条 加盟者及び施業実施者は、作業者に、おの、のこぎり、チェーンソー等の作業用具及び機械

を運搬させる場合には、作業用具及び機械の刃部に覆いを付けさせなければならない。

(足元の整理)

第22条 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーによる伐木又は造材の作業を行う場合には、作業者

に安定した姿勢で作業ができるよう足元を整えさせなければならない。

(山 割 り)

第23条 加盟者及び施業実施者は、山割りをする場合には、原木が転落し、又は滑ることによる危害

を防止するため、地形等によりやむを得ない場合を除き、縦割りとしなければならない。

(上下作業の禁止)

第24条 加盟者及び施業実施者は、作業中原木が転落し、又は滑ることによって危険が予想される斜

面の下に作業者を立ち入らせてはならない。

(近接作業の禁止)

第25条 加盟者及び施業実施者は、立木を伐倒する場合には、立木の樹高の2倍以上の距離の範囲内

に他の作業者を立ち入らせてはならない。

(危険標識の設置)

第26条 加盟者及び施業実施者は、伐木又は造材の作業を行う場合には、危険が予想される通路、搬

出路等の近くに作業中等の危険標識を設けなければならない。

(悪天候時の作業の禁止)

(8)

作業者に、伐木又は造材の作業を行わせてはならない。

第2款 チェーンソーによる伐木作業

(指示を要する伐木)

第28条 加盟者及び施業実施者は、次の各号に掲げる業務に就かせる場合には、安衛則第36条第8

号に係る特別教育修了者のうちから技能を選考のうえ、会員及び施業実施者及び施業実施者が指名

した者に、伐倒による危害を防止するための必要な事項を指示させなければならない。

(1) 控索を使用して行う伐木の業務

(2) 安全帯を使用して行う伐木の業務

(3) 伐倒の際に危害を及ぼすおそれのあるあばれ木又は空洞木の伐木の業務

(4) 重心が伐倒方向に対して著しく偏在している木の伐木の業務

(5) かかり木となるおそれのある木の伐木の業務

(6) かかり木の処理の業務 (かかり木の処理)

第29条 加盟者及び施業実施者は、かかり木が生じた場合には、作業者に当該かかり木を速やかに処

理させるとともに、次の各号に掲げる措置を講じなければならない。

(1) 当該かかり木の処理の作業について安全な作業をさせるため次のアからオまでの事項を行わせる

こと。

ア 当該かかり木の径級、状況、作業場所及び周囲の地形等の状況を確認すること。

イ 当該かかり木が生じた後速やかに、当該かかり木により危険を生ずるおそれのある場所から安全に

退避できる退避場所を選定すること。

ウ 当該かかり木の処理の作業の開始前又は開始後において、当該かかり木がはずれ始め、労働者に危

険が生ずるおそれがある場合、イで選定した退避場所に労働者を退避させること。

エ かかり木が生じた後、やむを得ず当該かかり木を一時的に放置する場合を除き、当該かかり木の処

理の作業を終えるまでの間、当該かかり木の状況について常に注意を払うこと。

オ やむを得ずかかり木を一時的に放置する場合、当該かかり木による危険が生ずるおそれがある場所

に作業者等が近づかないよう、標識の掲示、テープを回すこと等の立入禁止の措置を講じさせるこ

と。

(2) 作業は、できるだけ2人以上の組となるように調整すること。

(3) 機械器具等は、次のアからウまでに掲げる場合に応じて使用し、安全な作業方法により処理する

こと。

ア 当該かかり木の胸高直径が20センチメートル未満であって、かつ、当該かかり木が容易に外れる

ことが予想される場合は、木回し、フェリングレバー、ターニングストラップ、ロープ等を使用し

て、かかり木を外すこと。

イ 当該かかり木の胸高直径が20センチメートル以上である場合又はかかり木が容易に外れないこと

が予想される場合は、けん引具等を使用し、当該かかり木を外すこと。

ウ 車両系木材伐出機械(伐木等機械、走行集材機械及び架線集材機械(機械集材装置又は簡易架線集

材装置の集材機として用いている場合を除く。)をいう。以下同じ。)、機械集材装置、簡易架線集

材装置等を使用できる場合には、原則として、これらを使用して、当該かかり木を外すこと。

2 作業者はかかり木の処理について、次のアからオまでに掲げる事項を行ってはならない。

ア かかられている木を伐倒することにより、かかり木全体を倒すこと。

イ 他の立木を伐倒し、かかり木に激突させることにより、かかり木を外すこと。

ウ かかり木を元玉切りし、地面等に落下させることにより、かかり木を外すこと。

(9)

オ かかられている木に上り、かかり木又はかかられている木の枝条を切り落とすこと等により、かか

り木を外すこと。

(枝がらみの木、つるがらみの木の伐倒)

第30条 加盟者及び施業実施者は、枝がらみの木を伐倒する場合には、作業者に、できる限り伐倒前

にからんでいる枝を取り除かせなければならない。取り除くことができない場合には、次の各号に

掲げる事項を行わせなければならない。

(1) 枝がらみの木が斜面の上下に位置しているときは、下方の木から伐倒すること。

(2) 枝がらみの木が斜面の左右に位置しているときは、小さい方の木から、枝がらみの反対の方向へ

伐倒すること。

2 加盟者及び施業実施者は、つるがらみの木を伐倒する場合には、作業者に、できる限り伐倒前につ

る類を取り除かせなければならない。事前に取り除くことができない場合には、同じ方向に同時に

伐倒することとし、まず、伐倒方向の側にある木の受け口を大きめに作り、追い口を切り、くさび

を打って重心を移動させておき、次に他の木を、先にくさびを打ったままにしておいた木の方向に

倒し、同時に伐倒させなければならない。

(障害物の取り除き)

第31条 加盟者及び施業実施者は、伐木の作業を行う場合には、作業者に、それぞれの立木について、

かん木、枝条、つる、ささ、浮石等で伐倒等の際に危害を受けるおそれのあるものを、あらかじめ、

取り除かせなければならない。

(退避場所の選定)

第32条 加盟者及び施業実施者は、伐木の作業を行う場合には、作業者に、あらかじめ、退避場所を

選定させ、かつ、伐倒の際に迅速に退避させなければならない。

2 加盟者及び施業実施者は、前項の退避場所は、伐倒方向の反対側で、伐倒木から十分な距離があり、

かつ、立木の陰等の安全なところでなければならない。ただし、上方向に伐倒する場合、その他や

むを得ない場合は、退避場所を伐倒方向の横方向とすることができる。

(退避路の整理)

第33条 加盟者及び施業実施者は、前条の退避場所に通ずる退避路について、作業者に、次の各号に

掲げる事項を行わせなければならない。

(1) 枝条、ささ等で退避の際に危害を及ぼすおそれがあるものを取り除くこと。

(2) 積雪がある場合には、雪を十分踏み固め、退避が円滑にできるようにすること。

(受け口及び追い口)

第34条 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーによる伐木の作業を行う場合には、作業者に、それ

ぞれの立木について、次の各号に掲げる事項を行わせなければならない。

(1) 受け口の深さは、伐根直径(根張りの部分を除いて算出するものとする。)の4分の1以上とする

こと。ただし、胸高直径が70センチメートル以上であるときは、3分の1以上とすること。

(2) 受け口の下切り面と斜め切り面とのなす角度は、30度以上45度以下とすること。

(3) 追い口の位置は、受け口の高さの下から3分の2程度の高さとすること。

(くさびの使用)

第35条 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーによる伐木の作業を行う場合において、伐倒しよう

とする立木の重心が偏しているもの、あるいは、胸高直径が20センチメートル以上のものを伐倒

しようとするときは、作業者に、くさびを2本以上用いること等立木が確実に伐倒方向に倒れるよ

うな措置を講じさせなければならない。

(伐倒合図)

第36条 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーによる伐木の作業を行う場合には、伐倒について予

(10)

(合図確認と指差し呼称)

第37条 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーによる伐木の作業を行う場合には、作業者に、次の

各号に掲げる事項を行わせなければならない。 (1) 予備合図を行うこと。

(2) 他の作業者が退避したことを応答合図により確認すること。

(3) 本合図及び指差し呼称による確認を行った後、伐倒すること。

(4) 伐倒を完了した後、終了合図をすること。

第3款 チェーンソーによる造材作業

(作業者の指名)

第38条 加盟者及び施業実施者は、安衛則第36条第8号に係る特別教育修了者のうちから技能を選

考のうえ、加盟者及び施業実施者及び施業実施者が指名した者でなければ風雪等により転倒した木、

又は折損した木であって、乱積(やがら)になったものの造材の業務に就かせてはならない。

(原木の転落防止)

第39条 加盟者及び施業実施者は、造材の作業を行う場合には、作業者に、造材しようとする原木が

転落する危険がないかを点検させ、転落する危険が予想されるときは、杭止め等の措置を講じさせ

なければならない。

2 加盟者及び施業実施者は、玉切りした原木が転落するおそれがある場合には、作業者に、その原木

を安定した位置に移すこと等の措置を講じさせなければならない。

(障害物の取り除き)

第40条 加盟者及び施業実施者は、造材の作業を行う場合には、作業者に、おの、のこぎり、チェー

ンソー等の操作を阻害する恐れのある灌木、枝条等を、あらかじめ、取り除かせなければならない。

(作業者の位置等)

第41条 加盟者及び施業実施者は、斜面で玉切りの作業を行う場合において、原木を切り落とすとき

は、作業者に、原木の上方で作業を行わせ、かつ、作業者に、足先を原木、チェーンソーの下に入

れさせてはならない。

(支え枝の処理)

第42条 加盟者及び施業実施者は、枝払いの作業を行う場合には、作業者に、地面に接して原木を支

えている枝は、玉切りをし、原木を安定させた後に、切り払わせなければならない。

第2節 チェーンソー取扱い作業

第1款 通 則

(チェーンソーの選定基準)

第43条 加盟者及び施業実施者は、平正21年7月10日付け基発0710第1号「チェーンソー取扱

い作業指針について」で示されたとおり、次に定めるところによりチェーンソーを選定しなければ

ならない。

(1) 日振動ばく露量A(8)が、日振動ばく露限界値(5.0m/s2)を超えることがないよう振動ばく 露時間の抑制、低振動のチェーンソーの選定を行うこと。

(2) 日振動ばく露限界値(5.0m/s2)を超えない場合であっても、日振動ばく露対策値(2.5m/s2) を超える場合は、振動ばく露時間の抑制、低振動のチェーンソーの選定を行うこと。

(3) できるだけ軽量な機種を選択すること。

(4) 大型のチェーンソーは大径木の伐倒等やむを得ない場合に限って用いること。

(5) 伐木造材を行う原木の径に適合した長さのガイドバーの機種を選択すること。

(11)

第44条 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーを用いて作業を行う場合には、次に定めるところに

よらなければならない。

(1) 作業開始前に、振動ばく露時間を踏まえた作業計画を作成し、書面等により作業者に周知すると

ともに、適切な人員配置を行う等チェーンソーの取扱いによる労働災害を防止するための措置を講

ずることによりチェーンソーの取扱いによる労働災害の防止に努めること。

(2) 伐倒、集材、運材等を計画的に組み合わせること、又はチェーンソーを取り扱わない日を設ける

ことにより、1週間の振動ばく露時間の平準化を図ること。

(目立て機器の備付け)

第45条 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーを用いて作業を行う場合には、チェーンソーの目立

てを行うための機器を備え付けなければならない。

(保護具等の着用)

第46条 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーを用いて作業を行う場合には、作業者に、次の各号

に掲げる保護具を着用させなければならない。 (1) 保護帽

(2) 防振及び防寒のための手袋 (3) 耳覆い等の防音具

(4) その他滑り止め等必要な保護具

2 加盟者及び施業実施者は、作業者に、チェーンソーによる切り傷防止のための防護ズボン等の防護

衣を着用させなければならない。

(振動工具管理責任者の選任及び職務)

第47条 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーを使用する事業場については、振動工具管理責任者

を選任しなければならない。

2 加盟者及び施業実施者は、振動工具管理責任者にチェーンソーの点検・整備状況を定期的に確認さ

せ、その状況を平成21年7月10日付け基発0710第5号「振動障害総合対策の推進について」の

別紙1の第1の3の(1)で示された振動工具自主点検表(チェーンソー用)に記録しなければなら

ない。

(点検、整備)

第48条 加盟者及び施業実施者は、作業者が使用するチェーンソーについて、点検項目を定め、その

項目について、作業者に、始業時、毎週1回、1月を超えない期間ごとに1回、点検を行わせなけ

ればならない。

2 加盟者及び施業実施者は、前項の点検により異常が認められたときは、直ちに補修、その他必要な

措置を講じなければならない。

(目 立 て)

第49条 加盟者及び施業実施者は、作業者に、適正なやすりを用いて作業中随時、ソーチェーンの目

立てを行わせ常に最良の状態で使用させなければならない。

(予備のソーチェーンの携行)

第50条 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーを用いて作業を行う場合には、作業者に、予備のソ

ーチェーンを携行させなければならない。

第2款 チェーンソー作業指針

(操作時間)

第51条 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーを用いて作業を行う場合には、平成21年7月10

日付け基発0710第1号「チェーンソー取扱い作業指針について」で示されたとおり、作業者に、

(12)

(1) 日振動ばく露限界値(A(8):5.0m/s2)に対応した1日の振動ばく露時間(以下「振動ばく露

限界時間」という。)が2時間を超える場合は、当面、1日の振動ばく露時間を2時間以下とする

こと。

(2) 「周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値」が把握できないチェーンソーは、類似のチェーン

ソーの「周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値」を参考に振動ばく露限界時間を算出し、これ

が2時間を超える場合には、1日の振動ばく露時間を2時間以下のできる限り短時間とすること。

(3) チェーンソーの一連続ばく露時間は、10分以内とすること。

(作業方法等)

第52条 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーを用いて作業を行う場合には、その作業方法等につ

いて、作業者に、次の各号に掲げる事項を守らせなければならない。

(1) チェーンソーを始動させるときは、ソーチェーンに接触する物がないことを、あらかじめ、確認

すること。

(2) 燃料その他の可燃性の物の付近では、チェーンソーを運転しないこと。

(3) チェーンソーを無理に木に押しつけないこと。

(4) チェーンソーを用いるときは、ひじや膝を軽く曲げて持ち、かつ、チェーンソーを木にもたせか

けるようにして、チェーンソーの重量をなるべく木で支えさせるようにし、作業者のチェーンソー

を支える力を少なくすること。

(5) 移動の際はチェーンソーの運転を止め、かつ、使用の際には高速の空運転を極力避けること。

(6) チェーンソーに燃料を補給するときは、エンジンを止め、かつ、チェーンソーを水平な場所で安

定した状態に置くこと。

(7) チェーンソーのエンジンがかかっている間は、防振のための手袋を着用するとともに耳覆い等の

保護具を用いること。

2 下草払い、小枝払い等は、手のこ、なた等の手工具を用い、チェーンソーの使用をできる限り避け

ること。

第3款 健康管理

(寒冷時等における措置)

第53条 加盟者及び施業実施者は、寒冷時にチェーンソーを用いて作業を行う場合には、次の各号に

掲げる措置を講じなければならない。

(1) ストーブ等の暖房施設を有する休息のための施設を設けること。

(2) 作業者の身体の保温について必要な指導を行うこと。

2 雨の中の作業等作業者の身体を冷やすこととなる作業は、努めて避けるようにしなければならない。

(体操の実施)

第54条 加盟者及び施業実施者は、チェーンソーを用いて作業を行う場合には、作業者に、作業開始

前、作業中の適当なとき及び作業終了後に、首及び肩の回転、ひじ、手及び指の屈伸、腰の曲げ伸

ばし、腰の回転等の体操等を行わせなければならない。

(特定業務従事者の健康診断)

第55条 加盟者及び施業実施者は、常時チェーンソーを用いて作業を行う場合には、作業者に対し、

チェーンソー取扱い作業に就くこととなったとき及びその後6月以内ごとに1回、昭和45年2月

28日付け基発第134号(改正、昭和48年10月18日付け基発597号)「チェーンソー使用に伴う

振動障害の予防について」に定める項目について、医師による健康診断を受けさせなければならな

い。

2加盟者及び施業実施者は、昭和50年10月20日付け基発第610号(改正、平成21年7月10日付

(13)

康管理区分に基づく適切な事後措置及び配置時の措置等を行わなければならない。

第3章

木材伐出機械等

第1節 車両系木材伐出機械による作業

第1款 通 則

(就業の制限)

第56条 加盟者及び施業実施者は、次の各号に掲げる業務を行う場合には、それぞれ当該各号に掲げ

る特別教育を修了した者でなければ、当該各号に掲げる業務に就かせてはならない。

(1) 伐木等機械(伐木、造材又は原木若しくは薪炭材の集積を行うための機械であって、動力を用い、

かつ、不特定の場所に自走できるものをいう。以下同じ。)の運転(道路上を走行させる運転を除

く。)の業務(安衛則第36条第6号の2)安全衛生特別教育規程第8条の2

(2) 走行集材機械(車両の走行により集材を行うための機械であって、動力を用い、かつ、不特定の

場所に自走できるものをいう。以下同じ。)の運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務(安

衛則第36条第6号の3)安全衛生特別教育規程第8条の3

(3) 簡易架線集材装置(集材機、架線、搬器、支柱及びこれらに附属する物により構成され、動力を

用いて、原木等を巻き上げ、かつ、原木等の一部が地面に接した状態で運搬する設備をいう。以下

同じ。)の運転又は架線集材機械(動力を用いて原木等を巻き上げることにより当該原木等を運搬

するための機械であって、動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるものをいう。以下同じ。)

の運転(道路上を走行させる運転を除く。)業務(安衛則第36条第7号の2)安全衛生特別教育規 程第9条の2

(調査及び記録)

第57条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械を用いて作業を行う場合には、あらかじめ、

次の各号に掲げる事項を調査し、その結果を記録しておかなければならない。

(1) 地山の地形、地質、き裂、含水、湧水、凍結等の状況

(2) 架空電線等の有無の状況

(3) 既設の道路、林道及び作業道の状況

(4) 立木及び取り扱う原木の形状、種類、径、高さ及び重量

(作業計画)

第58条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械による作業を行う場合には、前条の調査結果

により、知り得たところに適応する作業計画を定め、かつ、当該作業計画に基づき作業を行わなけ

ればならない。

2 前項の作業計画は、次の事項が示されたものでなければならない。

(1) 使用する車両系木材伐出機械の種類及び能力

(2) 車両系木材伐出機械の運行経路

(3) 車両系木材伐出機械による作業の方法及び場所

3 加盟者及び施業実施者は、第1項の作業計画を定めたときは、前項第2号及び第3号の事項につ

いて関係労働者に周知させなければならない。

(作業指揮者)

第59条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械による作業を行う場合は、当該作業の指揮者

を定め、その者に前条の作業計画に基づく作業の指揮を行わせなければならない。ただし、伐木等

機械及び単独作業の場合はその限りでない。

(服 装 等)

第60条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械による作業を行う場合には、作業者に、次の

(14)

(1) 袖締まり、裾締まりのよい服装を着用する等安全な作業を行うことができる服装とすること。 (2) 保護帽を着用すること。

(3) 滑るおそれがなく、かつ、脱げにくい履物を使用すること。

2 加盟者及び施業実施者は、蜂刺されの恐れのある場所で作業をさせる場合は、あらかじめ作業者に

医師による蜂アレルギーの検査又は診察を受けさせ、重篤なアレルギー反応を起こす可能性のある

作業者には、アドレナリンの自己注射器の処方及び交付を受けた後、当該作業地に携行させなけれ

ばならない。

(悪天候時の作業禁止)

第61条 加盟者及び施業実施者は、強風、大雨、大雪等の悪天候のため、車両系木材伐出機械を用い

る作業の実施について、危険が予想されるときは、当該作業に作業者を従事させてはならない。

(前照灯の設置)

第62条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械による作業を行う場合、前照灯を備えたもの

でなければ使用してはならない。ただし、作業を安全に行うため必要な照度が保持されている場所

においては、この限りでない。

(ヘッドガード)

第63条 加盟者及び施業実施者は、フェラーバンチャ、ハーベスタ、木材グラップル機等の伐倒や集

積等を行う車両系木材伐出機械については、伐倒木、原木、落石などの落下物から運転者を守るた

め、堅固なヘッドガードを備えたものでなければ使用してはならない。ただし、原木等の落下によ

り運転者に危険を及ぼすおそれのないときはこの限りでない。

(防護柵等)

第64条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械については、原木等の飛来等により運転者に

危険を及ぼすおそれのあるときは、運転者席の防護柵等当該危険を防止するための設備を備えたも

のでなければ使用してはならない。

2 加盟者及び施業実施者は、伐木等機械及び架線集材機械について、乗車席で作業装置の運転を行う

場合は、フロントガードを備えたものでなければ使用してはならない。

(制限速度)

第65条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械(最高速度が毎時10キロメートル以下のも

のを除く。)を用いて作業を行うときは、あらかじめ当該作業に係る場所の地形、地盤の状態、機

械の能力等に応じた制限速度を定めなければならない。

2 加盟者及び施業実施者は、運転者に前項で定めた速度以下で作業を行わせなければならない。

(車両系木材伐出機械の走行路の確保等)

第66条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械の走行路について、作業者に、次の各号に掲

げる事項を行わせなければならない。

(1) 走行路は、車両系木材伐出機械が安全に走行できる幅員とし、少なくとも車両系木材伐出機械の

接地幅の 1.2倍以上、走行路の曲線部は必要に応じて幅員を大きくすること。

(2) 斜面を横断する走行路の盛土路面については必要な補強措置を講ずること。

(3) 走行路の勾配は、使用する車両系木材伐出機械の能力に応じて決定すること。

(4) 木橋等は、車両系木材伐出機械の走行に耐えられる材料及び構造とすること。

(5) 走行路は、凹凸のないよう整地しておくとともに、根株、岩石等は、走行に支障のないように、

あらかじめ、除去しておくこと。

(6) 土場は、土砂の崩壊、落石、流水等のおそれのない場所を選定し、車両系木材伐出機械及び貨物

自動車の方向転換が安全にできる広さを確保すること。

(7) 走行路を確保するための作業を行うときは、作業現場の崩壊及び浮石等の落下の防止に配慮する

(15)

(転倒時保護)

第67条 加盟者及び施業実施者は、傾斜地等であって、車両系木材伐出機械の転倒又は転落により運

転者に危険が生ずるおそれのある場所においては、転倒時保護構造を有し、かつシートベルトを有

するものを使用するように努めるとともに、作業者にシートベルトを使用させるように努めなけれ

ばならない。

(誘導者の配置)

第68条 加盟者及び施業実施者は、路肩等で車両系木材伐出機械を用いて作業を行う場合において、

車両系木材伐出機械の転倒又は転落により運転者に危険が生ずるおそれがあるときは、誘導者を配

置して車両の誘導を行わせなければならない。

(作業の合図)

第69条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械による作業を行う場合には、一定の合図を定

め、運転者及び作業者にこの合図を行わせなければならない。

(立入禁止)

第70条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械を用いて作業を行うときは、運転中の車両系

木材伐出機械又は取り扱う原木等と接触のおそれや飛来、落下等の危険が生ずるおそれのある箇所

に作業者を立ち入らせてはならない。

(ブーム、アームの降下等による危険の防止)

第71条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械については、そのブーム、アーム等又はこ

れらにより支持されている等の下に労働者を立ち入らせてはならない。ただし、修理、点検等の作

業を行う場合においてブーム、アーム等が不意に降下することを防ぐため、安全支柱、安全ブロッ

ク等を使用させるときはこの限りではない。

(走行の運転位置を離れる場合の措置)

第72条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械の運転者が走行のための運転位置から離れる

ときは、その運転者に、次の各号に掲げる事項を行わせなければならない。

ただし、走行のための運転位置と作業装置の運転位置が異なる場合であって、作業者が作業装置の

運転位置において作業装置を運転し、又は運転しようとしている場合はこの限りでない。

(1) 木材グラップル等の作業装置を最低降下位置(荷台を備える車両系伐出機械の木材グラップルで

あっては荷台上の最低降下位置)まで下ろすこと。

(2) 車両の停止状態を保持するため駐車ブレーキを確実にかける等の車両の逸走を防止する措置を講

じること。

(3) エンジンを止めること。

2 加盟者及び施業実施者は、前項のただし書きの場合で、運転者が走行のための運転位置から離れる

ときは、その運転者に駐車ブレーキを確実にかける等の車両の逸走防止を行う措置を講じなければ

ならない。

(作業装置の運転位置からの離脱の禁止)

第73条 加盟者及び施業実施者は、前条ただし書きの場合であって、車両系木材伐出機械の走行のた

めの運転位置と作業装置の運転位置が異なる場合について、作業装置が運転されている間は、運転

者をその運転位置から離れさせてはならない。

2 運転者は、前項の作業装置を運転している間は、その運転位置から離れてはならない。

(車両系木材伐出機械の移送)

第74条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械の移送に当たり、貨物自動車への積卸しを行

う場合において、道板、盛土等を使用するときは、搭載車両の転倒、転落等による危険を防止する

ため、作業者に、次に掲げる事項を行わせなければならない。

(16)

(2) 道板を使用するときは、十分な長さ、幅及び強度を有する道板を用い、適当な勾配で確実に取り 付けること。

(3) 盛土、架設台等を使用するときは十分な幅及び強度を有するものを用い、25パーセント以下の勾

配で確実に取り付けること。

(搭乗の制限)

第75条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械で作業を行うときは、乗車席又は荷台以外の

箇所に作業者を乗せてはならない。ただし、墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じ

たときは、この限りでない。

(作業装置の運転のための運転位置への搭乗の制限)

第76条 加盟者及び施業実施者は、走行のための運転位置と作業装置の運転のための運転位置が異な

る車両系木材伐出機械を走行させるときは、当該車両系木材伐出機械の作業装置の運転のための運

転位置に作業者を乗せてはならない。

2 作業者は、前項の場合において同項の車両系木材伐出機械の作業装置の運転のための運転位置に乗

ってはならない。

(使用の制限)

第77条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械の転倒、逸走又はブーム、アーム等の作業装

置の破壊による作業者の危険を防止するため、構造上定められた安定度、最大走行勾配、最大積載

荷重、最大使用荷重を守らなければならない。

(用途以外の使用の制限)

第78条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械を本来の用途以外に使用してはならない。

ただし、かかり木の処理に使用する場合は適用しない。

(修 理 等)

第79条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械の修理又はアタッチメントの装着若しくは取

り外しの作業を行うときは、当該作業を指揮する者を定め、その者に次の事項を行わせなければな

らない。

(1) 作業手順を決定し、作業を直接指揮すること。

(2) 第72条に規定する安全支柱、安全ブロック等の使用状況を監視すること。

(検 査)

第80条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械については、1年を超えない期間ごとに1回、

定期に、次の事項について検査を行うよう努めなければならない。ただし、1年を超える期間使用

しない車両系木材伐出機械の当該使用しない期間においては、この限りでない。 (1) 原動機の異常の有無

(2) 動力伝達装置及び走行装置の異常の有無

(3) 制動装置及び操縦装置の異常の有無

(4) 作業装置及び油圧装置の異常の有無

(5) 車両、ヘッドガード、飛来物防護設備、アウトリガー、電気系統、灯火装置及び計器の異常の有

2 加盟者及び施業実施者は、前項ただし書の車両系木材伐出機械については、その使用を再び開始す

る際に、同項各号に掲げる事項について検査を行うよう努めなければならない。

3 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械については、1月を超えない期間ごとに1回、定期

に、次の事項について検査を行うよう努めなければならない。ただし、1月を超える期間使用しな

い車両系木材伐出機械の当該使用しない期間においては、この限りでない。

(1) 制動装置、クラッチ及び操縦装置の異常の有無

(17)

(3) ヘッドガード及び飛来物防護設備の異常の有無

4 加盟者及び施業実施者は、前項ただし書の車両系木材伐出機械については、その使用を再び開始す

る際に、同項各号に掲げる事項について検査を行うよう努めなければならない。

(点 検)

第81条 加盟者及び施業実施者は、車両系木材伐出機械による作業を行う場合には、その日の作業を

開始する前に、次の事項について点検を行わせなければならない。

(1) 制動装置及び操縦装置の機能

(2) 作業装置及び油圧装置の機能

(3) ワイヤロープ及び履帯又は車輪の異常の有無

(4) 前照灯の機能 (補修等)

第82条 加盟者及び施業実施者は、第81条の検査又は前条の点検を行った場合において、異常を認

めたときは、直ちに補修その他必要な措置を講じなければならない。

第2款 伐木等機械

(立入禁止)

第83条 加盟者及び施業実施者は、伐木等機械(フェラーバンチャ、ハーベスタ、プロセッサ、木材

グラップル機等をいう。以下同じ。)による作業を行う場合には、次に掲げる場所に、作業者を立

ち入らせてはならない。

(1) 伐木等機械による作業を行っている場所の下方で、原木の転落又は滑りによる危険を生ずるおそ

れのある場所

(2) 作業中の伐木等機械又は扱っている原木に接触するおそれのある箇所

(3) 伐倒作業中は、運転席から伐倒する立木の高さの2倍以上を半径とする円の範囲内

(4) 造材作業中は、運転席からブーム、アームを最大に伸ばした距離の2倍以上を半径とする円の範

囲内と原木を送る方向

(合 図)

第84条 加盟者及び施業実施者は、伐木等機械による作業について、作業者に、次の各号に掲げる事

項を行わせなければならない。

(1) 運転者と他の作業者にトランシーバー等の通信装置を携帯させるか、一定の合図を定め、確実に

行わせること。

(2) 運転者は、機械始動時にクラクションを鳴らして、他の作業者に注意を促すとともに、危険区域

内に他の作業者や機械の有無等、周囲の確認のための指差し呼称を行うこと。

(搭乗の制限)

第85条 加盟者及び施業実施者は、伐木等機械の作業時に乗車席以外の箇所に他の作業者を搭乗させ

てはならない。

(作業装置の運転位置から離れる場合の措置)

第86条 加盟者及び施業実施者は、伐木等機械の作業装置の運転位置の運転者がその運転位置を離れ

る場合、その運転者に次の各号に掲げる事項を行わせなければならない。

(1) アタッチメントを最低降下位置に下ろすこと。

(2) 車両の停止状態を保持するため、駐車ブレーキを確実にかける等の車両の逸走を防止する措置を

講じること。

(3) エンジンを止めること。

(走 行)

(18)

作業者に、次の各号に掲げる事項を行わせなければならない。

(1) 伐木等機械の走行に当たっては、走行する林内の勾配、斜面の状況並びに荷重に応じた安全な操

作及び速度で走行すること。

(2) 林内の傾斜地を走行するときは、車両下部(走行部)の前進及び後進の方向を確認するとともに、

傾斜方向(等高線と直角方向をいう)に登降坂走行をすること。

(3) 斜面を下りるとき、積雪時又は凍結時には、速度を落として走行すること。

(4) 伐木等機械のアタッチメントは、走行方向に向け、斜面や伐根にアタッチメントが当たらない程

度に低く下ろした状態で走行すること。

(5) 林内の傾斜地のうち、伐木等機械が繰り返し昇降する部分については、あらかじめ、根株、岩石

等の障害物を取り除くとともに、当該部分を整地しておくこと。

(旋 回)

第88条 加盟者及び施業実施者は、伐木等機械による作業を行う場合には、伐木等機械の旋回に関し、

作業者に、次の各号に掲げる事項を行わせなければならない。

(1) アタッチメント、車両上部及び車両(以下「アタッチメント等」という。)は、適正な速度を保っ

て旋回し、高速での旋回は行わないこと。

(2) 傾斜地においては、車両下部(走行部)を等高線方向に配置しないこと。

(3) 林内においてアタッチメント等の旋回は、アタッチメント等が立木等に接触しないよう、十分な

広さを有する場所において旋回の範囲内に、他の作業者がいないことを確認した上で行うこと。

(4) つかんでいる伐倒木や原木が車両に接触しないよう、アタッチメントを車両に近づけた状態で旋

回すること。

(5) 造材する土場において原木をつかんだ状態で旋回するに当たっては、原木や車両後部が他の機械

や作業者に当たることのないよう、あらかじめ周囲を確認すること。

(伐倒作業における危険の防止)

第89条 加盟者及び施業実施者は、伐木等機械による伐木の作業を行う場合には、立木を伐倒しよう

とする作業者に、次の事項を行わせなければならない。

(1) 伐倒する立木及び林地の状態から倒す方向を見定め、確実に伐倒を行うこと。

(2) 伐倒する立木の周囲にあるかん木、枝条、つる、浮石等で、伐倒の際、その他作業中に危険を生

ずるおそれのある障害物は、あらかじめ除去しておくこと。

(3) 運転席から伐倒する木の高さの2倍以上を半径とする円の範囲内に、他の作業者がいないことを

確認すること。

(4) アタッチメントで鋸断するときは、チェーンソーバーを他の作業者や運転席の方向に向けないこ

と。

(造材作業における危険の防止)

第90条 加盟者及び施業実施者は、伐木等機械による造材作業を行う場合には、造材を行う原木等が

転落し、又は滑ることによる危険を防止するため、造材作業について、作業者に、次の事項を行わ

せなければならない。

(1) 平たんな地面で当該作業を行うこととし、集積作業に当たっては、次の措置を講じること。

ア 原木が転落又は滑落しない箇所に集積すること。

イ 原木を下ろす際の衝撃により、集積されている他の原木が滑落等を起こさないようにすること。

ウ 原木を回転移動させるときは、原木が運転席等の部分に接触しないよう確認しながら行うこと。

(2) 枝払い又は玉切り作業に当たっては、次の措置を講じること。

ア あらかじめ、原木の移動範囲に他の作業者及び障害物がないことを確認すること。

イ 運転席から原木の状態を確認できるよう、運転席の正面において、原木を水平方向に向けて作業を

(19)

ウ アタッチメントに搭載しているチェーンソーを使用する場合は、なるべく運転席よりも低い位置で

作業を行うこと。この場合において、チェーンソーが地面に接触しない程度にとどめること。

エ 原木の落下場所を確認して鋸断すること。

オ アタッチメントにより鋸断するときは、チェーンソーバーを他の作業者や運転席に向けないこと。

(はい積み)

第91条 加盟者及び施業実施者は、伐木等機械による作業を行う場合には、はい積みについて、作業

者に、次の事項を行わせなければならない。

(1) はい積みをする場所は、原木が転落したり、滑落したりしないところを選ぶこと。

(2) はいの高さは、安全が確保できる高さとし、はいの下部から原木を安定させながら積み上げるこ

と。

(3) 複数によりはい作業を行う場合のはいの高さは2メートルを超えないこととし、2メートルを超

える場合は、はい作業主任者を配置し、はい作業主任者の判断に基づく高さとすること。

(4) 原木をつかんで旋回するときは、すでにはい積みした原木と車両の後部等が接触しないようする

こと。

(5) 原木をつかんだ状態で移動するときは、原木を横から見る方向にしてアタッチメントを車両に近

づけて行うこと。

(6) 移動中に、原木がアタッチメントから滑り落ちないように確実につかむこと。

(木材グラップル機による木寄せ作業)

第92条 加盟者及び施業実施者は、木材グラップル機を用いて木寄せ作業を行う場合には、作業者に、

次の各号に掲げる事項を守らせなければならない。

(1) ブーム及びアームの伸縮又は旋回の操作は、安全な速度により行うこと。

(2) 斜面下方の原木を引き上げる際は、車両の転倒防止のため、最大使用荷重を守ること。

(3) 原木が障害物に接触した場合は、原木を引く方向を変更する等により障害物を避けること。

(4) 最大つかみ荷重(ブーム及びアームを前方へ最大に伸ばした状態において持ち上げられる最大荷

重のことをいう。)を超えて使用しないこと。

(5) 斜面上方の原木を引き下げるときは、当該引き下げる原木、その他の原木、転石等が車両に接触

しないような場所に車両を設置すること。 (6) 原木の木寄せ作業は原木1本ごと行うこと。

(7) 複数の原木が重なっている場合、上部に集積された原木から順次作業し、中抜きをしないこと。

(他の機械との連携作業)

第93条 加盟者及び施業実施者は、伐木等機械と他の走行集材機械及び架線集材機械との作業範囲が

重複する連携作業において、伐木等機械の運転者に、次の各号に掲げる事項を行わせなければなら

ない。

(1) 伐木等機械と他の走行集材機械との接触が生じないよう、伐木等機械と他の走行集材機械との適

切な間隔を保つこと。

(2) 伐木等機械と他の架線集材機械との連携作業を行う場合は、当該機械だけでなく架線に接触しな

いように確認すること。

(3) 他の走行集材機械が作業を行っているときは、伐木等機械を完全に停止すること。

(周囲の作業者との連携作業)

第94条 加盟者及び施業実施者は、伐木等機械の作業範囲内で他の作業者が作業を行う場合には、伐

木等機械の運転者に、次の各号に掲げる事項を行わせなければならない。

(1) 検尺作業者と共同で作業を行う場合には、原木を地面に置き、又は伐木等機械を停止させた上で

検尺業者に検尺を行わせるとともに、当該検尺作業者が退避したことを確認してから造材作業を開

(20)

(2) 架線集材機械等との連携作業を行うに当たっては、その荷外し作業者が退避したことを確認して から作業を開始すること。

第3款 走行集材機械

(立入禁止)

第95条 加盟者及び施業実施者は、走行集材機械(フォワーダ、スキッダ、小型運材車、集材用トラ

クタ等をいう。以下同じ。)による作業を行う場合には、次の各号に掲げる箇所に、作業者を立ち

入らせてはならない。

(1) 集材作業を行っている場所の下方で、原木の転落、滑りによる危険を生ずるおそれのある箇所

(2) 作業索の内角側で、ワイヤロープ、ガイドブロック等が反発し、又は飛来するおそれのある箇所

(3) 運転中の走行集材機械又は積荷に接触するおそれのある箇所

(不適格なワイヤロープの使用禁止)

第96条 加盟者及び施業実施者は、走行集材機械のウインチ若しくはスリングに用いるワイヤロープ

又は積荷の固定に用いるワイヤロープについては、次のいずれかに該当するものを使用してはなら

ない。

(1) ワイヤロープ一よりの間において素線(フイラ線を除く。以下の本号において同じ。)数の10パ

ーセント以上の素線が切断したもの

(2) 摩耗による直径の減少が公称径の7パーセントを超えるもの

(3) キンクしたもの

(4) 著しい形崩れ又は腐食のあるもの

(ワイヤロープの安全係数等)

第97条 加盟者及び施業実施者は、走行集材機械のウインチ又はスリングに用いるワイヤロープの安

全係数は4.0以上としなければならない。

また、走行集材機械のウインチ又はスリングに用いるワイヤロープ並びに積荷の固定に用いるワイ

ヤロープは、その日の作業を開始する前に損傷等がないかを点検し、不適格なワイヤロープは直ち

に補修し、又は取り替えなければならない。

(合 図)

第98条 加盟者及び施業実施者は、走行集材機械による作業の合図については、作業者に、次の各号

に掲げる事項を行わせなければならない。

(1) 走行集材機械の運転者は、合図を指差し呼称などで確認し、他の作業者が安全な位置に退避して

いることを確かめた後に、クラクションを鳴らして、ウインチの運転、車両の発進等を行うこと。

(2) 走行集材機械の運転者と他の作業者間で、あらかじめ一定の合図を定め、合図者に当該合図を行

わせること。

(3) 合図者は周囲の安全を確認してから明確に合図を行い、運転者及び他の作業者は、必ず合図に従

うこと。

(運転位置から離れる場合の措置)

第99条 加盟者及び施業実施者は、走行集材機械の走行のための運転者がその運転位置を離れる場合、

その運転者に次の各号に掲げる事項を行わせなければならない。

ただし、作業装置の運転位置と走行の運転位置が異なる場合であって、運転者が作業装置の運転位

置において作業装置を運転し、又は運転しようとしている場合はこの限りでない。

(1) 木材グラップル等のアタッチメントを最低降下位置(荷台のある走行集材機械の木材グラップル

では荷台上の最低降下位置)に下ろすこと。

(2) 車両の停止状態を保持するため、駐車ブレーキを確実にかける等の車両の逸走を防止する措置を

(21)

(3) エンジンを止めること。

2 加盟者及び施業実施者は、前項のただし書きの場合であって作業装置が運転されている間は、当該

作業装置の運転者を当該作業装置の運転のための運転位置から離れさせてはならない。

(搭乗の制限)

第100条 加盟者及び施業実施者は、走行集材機械の走行時に乗車席以外の箇所(荷台を含む)に他

の作業者を搭乗させてはならない。

(走行路の確保)

第101条 加盟者及び施業実施者は、走行集材機械の走行路について、作業者に次の各号に掲げる事

項を行わせなければならない。

(1) 30メートル以上の区間にわたる制限勾配(走行できる最大の勾配をいう。以下同じ。)に近い勾配

の走行路は設けないこと。

(2) 制限勾配に近い勾配の前後には勾配を緩和させた区間を設けること。

(3) 走行路の制限勾配の目安は、25パーセント以内とすること。

(走 行)

第102条 加盟者及び施業実施者は、走行集材機械の運転を行う場合には、作業者に、次の各号に掲

げる事項を行わせなければならない。

(1) 走行集材機械の走行に当たっては、走行路の勾配、路面の状況及び荷重に応じた安全な速度で運

転すること。

(2) 走行集材機械の急な下り走行では、以下の事項を守ること。

ア 油圧駆動方式では、高速伝達切り替えスイッチを低速とし、エンジンスロットルを半分以下に絞り、

走行用レバーは前後進ともに半開程度の操作で走行すること。

イ 機械駆動方式では、坂道に入る前に変速機を低速のギアに入れ、エンジンスロットルを極力絞った

状態で走行すること。

ウ エンジンブレーキ使用時に、負荷によってエンジンの回転数が上昇を続ける場合には、さらに低速

のギアを用い、又は積載している原木を降ろし、荷重を減らすこと。

2 加盟者及び施業実施者は、走行集材機械により原木をけん引する場合には、作業者に次に掲げる事

項を守らせなければならない。

(1) 勾配の急な走行路、曲線半径の小さな走行路等において原木をけん引するときは、速度を十分に

落とすこと。

(2) 走行集材機械の走行等に支障が生じないよう、けん引する原木は適度の長さとし、原木の滑落防

止の措置を講ずること。

(荷掛け作業)

第103条 加盟者及び施業実施者は、走行集材機械による作業を行う場合には、荷掛け作業について、

作業者に、次の各号に掲げる事項を行わせなければならない。

(1) 作業装置の能力に応じた重量の原木について荷掛けを行うこと。

(2) 積み重なっている原木は、上の原木から順次荷掛けを行うこと。

(3) 荷掛けの終了後に行う運転者への合図は、退避場所に退避し、周囲の安全を確認した上で行うこ

と。

(木寄せ作業)

第104条 加盟者及び施業実施者は、走行集材機械による作業を行う場合には、木寄せ作業について、

作業者に、次の各号に掲げる事項を行わせなければならない。

(1) 走行集材機械により原木を引き寄せるときは、走行集材機械を立木や伐根にワイヤロープ等で堅

固に固定すること。ただし、車両重量が大きく安定性のある機械については、この限りでない。

参照

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